書籍_人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている_ふろむだ
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実力を魔くよりも、はるかに人生を好転させる「錯覚資産」とは何か?ネット上で何百万人もの感情を揺さぶり続けたモンスター・ブロガー衝撃のデビュー作。
半年くらい前にSNS界隈で話題になっていた本。「ハロー効果の本とか、今更、買うまでではないか…」と思って、図書館に予約しておいたものが到来
読んで見ると「この本は予想以上に良い」「話題になるには理由があるな」「しっかりノートを作っておこうかな」「買っておいても良いな」と思った
自分は、仕事柄、本書の背景にある学問領域すなわち「心理学」「認知心理学」について勉強してきているので、本書を読むことで新しい知識を得たとは思わないが、それでも、改めてこのような語り口で、「実力」「運」「錯覚資産」の三つの関係を説明することには大いに付加価値があると思う 著者「ふろむだ」さんのアカウント名の由来が本書で分かったが、その映画も見ているし、何かと著者と自分に似ている部分はあるのだろう 自分自身、「実力」「運」「錯覚資産」の三つの関係は、若いうちにはなかなか見えてこなかった。色々な経験をして、他者のキャリアパスを見て、本を読んだ上で、僕が今思うことと、本書の主張はほぼ一致している。そういう意味では大発見は無かった。一方で、自分がこれら三つをうまくマネジメントできているか、は別問題。この三つのフレームワークで、自身のキャリア戦略や会社の事業戦略を一旦立ち止まって考えてみることは非常に有益だろうと思う
余談になるが、最近、キャリア採用面談(30才前後)をしていると、この「錯覚資産」の使い方に、中国人は自覚的、日本人は無自覚的、と感じる。日本人、ボンヤリし過ぎてないか、と思う
2019/2/17